歯の表面に黒い点ができた!その原因と対処法を解説

      2024/12/10

船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

こんにちは。船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィスです。

「歯に黒いシミのようなものがある」
「歯の表面に黒い点があったけど、歯磨きをしたらとれた」

白い歯に黒い点が見つかった場合、「虫歯かな?」と考える方が多いのではないでしょうか。
その後、歯磨きなどで黒い点が除去できると、「いったい何だったのだろう?」「歯科医院に行っといたほうがいいのだろうか」と不安になる方も多いかと思います。
今回は、歯にできた黒い点について、考えられる原因や対処法を解説します。

 

歯に黒い点ができた時に考えられる原因

歯の着色汚れ

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歯に黒い点ができた際に考えられる原因の一つは、歯の着色汚れ(ステイン)です。
歯ブラシによる歯磨きなどのセルフケアで除去できる場合は、着色汚れだと考えていいでしょう。
また、中には歯に固着してセルフケアでは除去できない場合もあります。
このような場合は歯科医院でのクリーニングやホワイトニング、虫歯との鑑別が必要になります。

着色汚れは、コーヒーやお茶、赤ワイン、カレーなど、着色しやすい飲食物を好んでとっている方にできやすいという特徴があります。
また、このような色の濃い飲食物だけでなく、豆腐や豆乳などの大豆製品も着色しやすいものとして知られています。
そのほか、たばこを吸っている方もヤニによるステインが蓄積しやすくなります。

 

初期虫歯が黒く固まったもの

歯にできた黒い点は、初期虫歯が黒く固まったものの可能性があります。
一般的に初期虫歯は、白濁し痛みがないことが特徴として知られています。
そのような状態でフッ素塗布やセルフケアによって再石灰が繰り返し起こると、歯の表面が硬化し黒くなることがあるのです。

その部分の虫歯は進行が止まっているため早急に治療を行う必要はありませんが、セルフケアでは色を改善することはできないため、審美的な処置が必要になることもあります。
また、表面は再石灰化が起こっているものの、歯の中では虫歯の進行が進んでいる可能性もあるため、歯科医院で一度検査を受けることが大切です。

 

歯の中に広がっている虫歯

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表面的には黒い小さな点にしか見えなくても、歯の内部で虫歯が進行している可能性があります。
特に、奥歯の表面にある溝や歯と歯の境目などに黒い点や線ができている場合には、虫歯の可能性がありますので歯科医院を受診しましょう。

 

歯石の黒ずみ

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黒ずんだ歯石が蓄積することで、黒い点ができたように見えることもあります。
歯石は、通常は黄色がかった白色をしており、歯垢が石灰化してできます。
しかし、歯周病で歯ぐきからの出血がある方などは、歯石が生成される際に血液などが混ざり、黒ずんだ色味になることがあります。
また、喫煙者の場合も着色汚れが蓄積することで黒ずんだ歯石になることがあります。

歯石になってしまうとセルフケアでは落とすことができません。
見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクにもなるため、歯科医院で歯石取りを受けて取り除きましょう。

 

付着した黒い食べ物

ゴマや海苔、ひじきなど、黒い食べ物が、単純に歯に付着している可能性もあります。
この場合は、歯磨きなどで取り除けば問題ありません。
取り除きにくい場合には、デンタルフロスや糸ようじなども活用しましょう。
また、同じ場所に何度も食べ物が挟まるという場合には、歯と歯の間に隙間が空いていたり、奥歯の溝が深かったりする可能性もあります。
そのような場合は、レジン充填やシーラント処置などを検討してみるのもいいでしょう。

 

かぶせ物や詰め物の劣化・隙間にたまった汚れ

かぶせ物や詰め物が劣化し、変色を起こしたために黒く見えている場合もあります。
特に保険診療で使用するレジンは経年劣化による色の変色が起こりやすく、パラジウム合金(銀歯)などの金属の詰め物・かぶせ物も、劣化によって成分が徐々に溶け出すことで、歯や歯ぐきを黒ずんで見せてしまうことがあります。
経年劣化を止めることは難しいため、定期的に検診を受け、必要に応じて補綴物の交換を行うことが対処法となります。

また、かぶせ物や詰め物を使用している場合、劣化によって徐々に天然歯との境目の段差や隙間が大きくなり、そこに汚れがたまる可能性があります。
それが黒く見えている場合には、そこから再度虫歯になってしまう可能性がありますので、なるべく早く歯科医院で治療を受けましょう。

 

着色汚れの対策法

着色汚れを防ぐためには、コーヒーやたばこなど、着色しやすいものをできるだけ避けることが大切です。
また、飲食後や喫煙後は、歯磨きやうがいを毎回するように気を付けると、着色を防ぎやすくなります。
そのほか、研磨剤入りの歯磨き粉を使って歯磨きをするという方法もありますが、研磨剤入りの歯磨き粉は使い方によっては歯を痛めてしまう可能性もあります。
定期的に歯科医院でクリーニングやホワイトニングを受けるほうが、歯のエナメル質を守りながら白い歯を維持できるでしょう。

 

虫歯の対策法

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虫歯を予防するためには、日々のセルフケアが重要です。食後や就寝前には、歯ブラシやデンタルフロス、糸ようじ、歯間ブラシなどを使って、お口の汚れを丁寧に取り除きましょう。
歯の再石灰化を促すフッ素入りの歯磨き粉を取り入れてみるのもおすすめです。
「ちゃんと磨いているはずなのに虫歯ができる」という場合には、ブラッシング方法が間違っている可能性がありますので、ブラッシング方法を見直してみてみましょう。

また、唾液にはお口の汚れを洗い流す作用や殺菌作用があります。
そのため、「よくかんで食事をする」「口呼吸にならないよう気を付ける」といったことに気を付けることも、虫歯予防につながります。
アルコールや喫煙は唾液の分泌量を減らしてしまうので、その点からも控えることをおすすめします。
また、日々のセルフケアは虫歯だけでなく歯周病や口臭を予防するためにもとても重要ですが、セルフケアだけでは口内の汚れを落としきることはできません。そのため、1~3カ月に一度は歯科医院で検診やクリーニングを受けましょう。

 

まとめ

歯に黒い点ができた場合、歯ブラシで落とせるものであれば着色汚れの可能性が高いので、基本的には治療は必要ありません。
歯ブラシでは落とせない場合や穴がある場合などは、虫歯の可能性があります。黒ずんだ歯石だった場合でも、そこから虫歯や歯周病ができる可能性がありますので、なるべく早く歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 



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