予防プログラム
病気の根本治療を行う上でまず大切なことは「病気の原因は何なのか?」ということです。
病気とは、虫歯、歯周病のことであり、予防するには原因である「プラーク」を徹底的に除去する以外方法はありません。また生活習慣など病気のリスクになる問題の解決も同時に必要となります。
「病気の原因」について解決せず、「病気のリスク」について知ることなく治療をしても、今までと同様に残念な結果になるのは当たり前です。
そこで当院では、治療に入る前に必ず「予防プログラム」を行い、お口の中の病気の原因に対する具体的な解決法を知り、生活習慣と病気との関連、治療の必要性について理解を深めていただくことからスタートさせていただきます。
この予防プログラムが治療後の経過を大きく左右するため、ご理解いただければと思います。
予防プログラム 目次
予防プログラム(全5回)
担当:歯科衛生士
予防のプロフェッショナルである歯科衛生士による、虫歯・歯周病を予防するための実践的なプログラムです。
ご自身のセルフケアのレベルアップを目指します。
自分自身のお口の中の状態を意識できるようになることで、歯ブラシのスキルを向上させたり、悪化する前に気づけるようになります。
セルフケアのトレーニングと並行してクリーニングも行い、習慣化を目指してサポートします。
再検査(約30分)
担当:歯科衛生士
予防プログラムによって改善した歯や歯ぐきなどの状態を改めて把握します。
その改善された状態を維持していくために、セルフケアのスキルやモチベーションも含めたメンテナンスについて、内容やどのくらいの間隔で行っていくかご案内します。
コンサルテーション(約60分)
担当:歯科医師
ここまでの検査や予防プログラムの結果に基づいた最終的な治療計画をお話しします。
あなたにとって最善最良な治療計画をご提案します。
例えば、1本の虫歯の治療でも、歯ぐきの出血がそのままだと効果的な治療ができません。
長期的なお口の健康を考えると、かみ合わせや歯周病の状態なども合わせて総合的・段階的に治療を計画していく必要があります。
また、治療にかかる期間や費用についてもご案内します。
予防プログラムの効果(症例)
症例1 20代男性 軽度歯周病・多数の虫歯
予防プログラム前 |
予防プログラム後(6週間後) |
症例2 80代女性 重度の歯周病・多数の虫歯
予防プログラム前 |
予防プログラム後(5週間後) |
症例3 20代女性 朝起きると枕に血が付いていることが度々あり、心配になって来院された患者さん
予防プログラム前 |
予防プログラム後(5週間後) |
メンテナンス時 |
歯並びが悪い所は、部分磨き用の歯ブラシを使用してプラークコントロールをしています。 |
症例4 60代女性 歯ぐきに痛みを感じ、痛み止めを服用したが改善がないため来院された患者さん
予防プログラム前 |
予防プログラム後(10週間後) |
症例5 10代女性 虫歯予防のため、定期的な来院を希望された
予防プログラム前 |
予防プログラム後 |
症例6 40代男性 現在困っていることはないが、これから起こるであろう歯のトラブルとその予防を教えてほしいということで来院された患者さん
予防プログラム前 |
予防プログラム後 |