インプラント治療
インプラントと聞くと「手術が怖い」「術後に腫れる・痛い」などあまり良いイメージを持っていない人も多いのではないでしょうか。
しかし、インプラント治療はすでに50年以上の歴史と実績があり、極めて安全で素晴らしい治療と言えます。
当院では、CT撮影、歯の模型の情報をスキャンし、インプラント専用のシュミレーションソフトを用いて設計し、さらに手術時にインプラントの方向や深さを指示するガイドを使用します。
そうすることによって手術時の偶発症を防ぎ、理想的な位置にインプラントを埋入することが出来ます。
インプラントの病気について
「インプラントは虫歯にならない!」こんなキャッチコピーがあります。
確かに虫歯にはならないのですが、インプラント周囲炎という歯周病のような病気になることがあります。
原因は虫歯や歯周病と同じく「プラーク(ばい菌の塊)」です。
インプラントは病気にならないというイメージがありますが、セルフケアやメンテナンスを怠れば病気になってしまうのです。
インプラント手術の成功率を高めるために
インプラント手術の成功率を高めるには、なるべく多くの骨と、安定した歯ぐきが必要になります。
歯ぐきが腫れた状態や、歯が悪い状態で、歯を抜いてしまうと歯の周りの骨や歯ぐきが大きく欠損してしまうため、インプラント治療の難易度が上がってしまいます。
それを補うために骨や歯ぐきを再生させる手術もありますが、費用も高額で痛みを伴う場合もあります。
当院ではそのような負担を少なくするため、骨や歯ぐきを自然に増やす方法や、体の再生能力を応用した方法で治療を行います。
インプラント治療は最終手段
そもそもなぜインプラント治療をすることになったのかを考える必要があります。
多くの場合、プラークが原因で虫歯や歯周病になり、歯を失っています。前述した通り、インプラントも同様の原因で失う可能性があります。これ以上自分の歯を失わないようにすると同時に、インプラントも失わないための対策がまず必要です。
適切にケアを行い、生活習慣を改善することで虫歯や歯周病を予防すれば、インプラントの必要はありません。
当院では病気の予防を徹底し、歯を抜かずに治す「保存的治療」が第一選択となるため、歯を抜いてインプラント治療を行うことは多くありません。
しかし、機能していない歯(治療しても咬むことが出来ない歯など)や、もともと歯がない所に対して、入れ歯やブリッジよりも良い治療結果になると判断した時のみ、インプラント治療を行います。
素晴らしい治療とは言え、やはり自分の歯には劣るため慎重に選択する必要があります。