口の中の臭い玉はなぜできる?口臭の原因となる膿栓の原因や対策を解説

      2025/08/20

船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで口の中の臭い玉についての解説

こんにちは。船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィスです。

口臭の原因の一つとして知られる「臭い玉」をご存知でしょうか?
正式には「膿栓」と呼ばれるこの臭い玉は、喉の奥にある扁桃腺付近で形成される白い塊です。
今回は、この膿栓のメカニズムやできやすい人の特徴、予防・対処方法について解説します。

 

臭い玉とは

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「臭い玉」は、正式には「膿栓(のうせん)」といいます。
これは、喉の奥にある左右の扁桃と呼ばれる部分の表面にできる、白っぽい小さな塊を指します。

扁桃は、体内に侵入した細菌やウイルスを排除する免疫機能の一部を担っており、リンパ球が多く集まる場所です。
膿栓は、この扁桃の表面にある小さな凹みに、死んだ細菌やウイルス、粘液、食べかすなどがたまって形成されます。
細菌やウイルスの死骸を多く含むため、強いにおいを発することが特徴です。

 

膿栓ができやすい人の特徴

口内が不衛生
口の中が清潔に保たれていない状態では、膿栓ができやすくなります。
歯垢や食べかすが歯の表面に残っていると細菌が繁殖しやすくなり、それが膿栓の形成につながるためです。
毎日の歯磨きだけでなく、うがいや舌のケアなども意識して行うことが、膿栓の予防には重要です。

唾液が少ない・口呼吸をしている
唾液の分泌が少ない方や、口呼吸が習慣になっている方は、膿栓ができやすい傾向があります。
唾液には口の中を洗い流す働きや細菌の増殖を抑える働きがあります。
そのため、口呼吸やそのほかの理由で唾液の分泌が少ない方は、こうした作用が十分に働かず、細菌が増えやすくなります。
その結果、扁桃のくぼみに老廃物や細菌の死骸がたまりやすくなり、膿栓が形成されてしまいます。

鼻炎
鼻炎のある方は、膿栓ができやすくなります。
扁桃の周囲が粘液に覆われ、細菌が繁殖しやすくなるためです。
また、鼻炎の治療で用いられる抗ヒスタミン薬などには副作用として唾液の分泌を抑える作用があるため、口腔内が乾燥しやすくなります。
この点も、膿栓ができやすくなる要因の一つです。

扁桃炎になりやすい
免疫力が低下すると扁桃が炎症を起こしやすくなり、それに伴って膿栓もできやすくなります。
炎症により扁桃のくぼみに老廃物がたまりやすくなり、細菌が増殖することで膿栓の形成が促されるためです。

 

膿栓の取り方

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うがいをする
「あー」と声を出しながらうがいをすると、喉の奥が振動して膿栓が自然に取れることがあります。
特に、水を喉の奥までしっかり流し込むよう意識してうがいをすると、膿栓を洗い流しやすくなります。

綿棒を使用する
喉の奥に白い塊が見える場合、綿棒を使って臭い玉そのものではなく、くぼみの下側をそっと押すと、ポロっと出てくることがあります。
ただし、無理に押し込むと膿栓がさらに奥に入り込んでしまったり、扁桃を傷つけたりするおそれがあるため、力加減には十分に気をつけましょう。

医療機関を受診する
膿栓を自分で取ろうとすると、思わぬトラブルを招くことがあります。
リスクなく除去したい場合は、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科など専門の医療機関を受診するようにしてください。
一般の歯科医院では対応していない場合もあるため、事前に確認してから受診するようにしましょう。

 

膿栓の予防方法

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口内を清潔に保つ
膿栓を予防するには、歯垢や歯石を日々しっかり取り除き、口の中を清潔に保つことが大切です。
特に歯と歯の間や奥歯の溝は磨き残しができやすい場所ですので、デンタルフロスや歯間ブラシも活用して衛生的に保つようにしましょう。

こまめに水分補給をする
唾液には食べかすや歯垢を洗い流す自浄作用があり、細菌の増殖を抑える働きを持っています。
口の中が乾燥しないように、こまめに水分を補給して膿栓ができにくい口内環境を整えましょう。

鼻呼吸をする
口呼吸は、細菌やウイルスが直接口の中に入りやすくなるため、膿栓ができるリスクが高まります。
口呼吸が癖になっている方は、普段から意識して鼻呼吸を行うようにしましょう。
改善が難しい場合には、耳鼻咽喉科や歯科医院で相談してみるといいでしょう。

うがいをする
うがいは口の中を潤し、細菌やウイルスを洗い流す働きがあります。
特に帰宅時や食事の前後にはうがいをして口内を清潔に保つようにしましょう。
殺菌成分を含むうがい薬を使うと、より口内を清潔に保ちやすくなります。

 

膿栓を取り除いても口臭が気になる場合

舌苔

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舌苔(ぜったい)は、舌の表面にできる白っぽい膜のようなもののことです。
細菌や食べかすが付着してできており、口臭の原因となります。専用の舌ブラシや舌クリーナーを使い、舌苔を取り除くようにしましょう。。
ただし、舌を強くこすりすぎると表面を傷つけてしまうことがあるため、優しくブラッシングするようにしてください。

 

歯周病

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歯周病による出血や膿が、口臭の原因になる場合があります。。
歯周病を予防・治療するには、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れもきちんと取り除くことが大切です。。
また、定期的に歯科医院で歯石を除去してもらい、口内の状態をチェックしてもらうことも必要です。

 

飲食習慣

飲食習慣も口臭に大きな影響を与えます。。
特にニンニクやタマネギ、香辛料の強い食べ物は、一時的に口臭を強くします。。
食後に歯磨きができない環境の場合でも、口をゆすいだり、ガムをかんだりしてケアをするようにしましょう。

 

喫煙

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たばこは、有害物質が口内に残ることで、強い口臭の原因になります。。
特に紙たばこは、燃焼時に発生する多くの有害物質やニコチン、タールが口内に付着しやすく、においが強いという性質があります。

 

ストレスや緊張状態

ストレスや緊張が続くと、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌が減ってしまいます。。
その結果、口の中が乾燥しやすくなり、口臭が強くなることがあります。

 

まとめ

膿栓は、口内の汚れや細菌が扁桃のくぼみにたまることでできますが、日々の丁寧な口腔ケアやこまめな水分補給、鼻呼吸の習慣づけによって予防できます。。
もし膿栓ができてしまった場合は、無理に取り除こうとせず、うがいを試したり、必要に応じて医療機関を受診したりするようにしましょう。

 



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