歯根破折した歯を抜かずに治す

   

日本人の歯の喪失理由

江戸川区船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

日本人が歯を失う原因のトップ3は「歯周病」(37%)、「虫歯」(29%)、「歯や歯根の破折」(18%)です。
最近では治療技術や予防医療の進歩により虫歯や歯周病で歯を抜くことは少なくなっていますが、特に保存が難しい歯根破折で歯を失うことは年々増えていくことが予想されます。

実際に予防大国であるスウェーデンでは虫歯や歯周病で歯を失うことよりも歯根破折で歯を失う事の方が多くなっています。
そこで今回は、歯根破折の予防から治療について考えていこうと思います。

 

歯根破折は歯の神経がないから起こる

歯の神経を抜いたこと(根の治療)はありますか?
もし、歯の神経の治療の経験があるのであれば1度しっかりと検査することをお勧めします。また、どこにどのような治療がしてあるのかわからない、記憶がないといった場合も同様です。

歯の神経の治療をすると、歯が生きるために必要な水分や血流がなくなってしまいます。すると徐々に歯が脆くなり割れやすい状態となります。生きている木は折れづらいですが、死んでいる木(割り箸)はすぐに折れてしまうのによく似ています。

人が食事などの時に咬む力は約40㎏~60㎏と言われています。歯ぎしりや食いしばる時は約70㎏とそれ以上です。
歯根破折はほとんどの場合、神経の治療をした歯が咬む力に耐えられずに起こります。

 

歯根破折をなくすには

江戸川区船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

神経の治療をしなければ、歯根破折のリスクは非常に低くすることが出来ます。

歯の神経の治療になる原因は主に「虫歯」「歯周病」です。
まずは「虫歯」「歯周病」の予防が必要です。

そして残念ながらすでに神経の治療をしている歯に対しては、必要であれば再治療を行い、全体的な「かみ合わせ」を整える必要があります。

 

歯根破折で歯を抜く本当の理由

江戸川区船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

「歯を抜くしかないと言われたが抜きたくない。何とかなりませんか?」
そんな患者さんが多くいらっしゃいます。
確かに歯科医学的には歯が折れると治療が困難だと判断されます。

理由は炎症のコントロールが難しい為に歯ぐきが腫れたり、痛みが出ることがある事、また治療してもすぐに悪くなってしまう為に患者さんとのトラブルにつながるからです。

しかし、折れた歯でも治療して長く機能させることも可能で、
歯根破折=抜歯ではありません。

「歯を抜きたくない」という患者さんの思いを尊重するためにも、歯科医師は出来る限り「歯を残す」努力をするべきと私は考えています。

 

歯根破折した歯の治療

江戸川区船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

まず、炎症のコントロールが出来れば歯ぐきが腫れたり痛みが出ることはありません。
炎症の原因はプラーク(ばい菌の塊)ですから、炎症のコントロールで1番重要なのはセルフケアになります。普段のお手入れが十分にできれば歯を残せる可能性も高くなります。

2つ目に治療の精度が高いことや、歯を抜かずに残した実績が多いことも重要です。

3つ目にセルフケアでは落とせないプラークの除去(プロフェッショナルケア)を行うためのメンテナンスが必要になります。
折れた歯でも精密に検査・治療・メンテナンスをすることで残せる歯は意外と多いのです。

私たちの歯科医院は、歯を抜かずに残す「最後の砦」でありたいと考えています。
是非一度、ご相談ください。

歯根破折の治療例について、詳しくはこちら

 



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