唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

      2026/03/20

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

こんにちは。船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィスです。

口の中が常に乾いている感じがする、朝起きたときに口の中がネバネバする、食べ物が飲み込みにくい。
これらは、ドライマウスが原因の可能性があります。
今回は、唾液の役割と、ドライマウスが引き起こす問題、その対策について解説します。

 

唾液の役割

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

抗菌・洗浄作用
唾液には、口の中の細菌の増殖を抑え、口腔内を清潔に保つ働きがあります。
また、口の中のものを洗い流し、酸性に傾いた食後の口腔内を中和する働きもあります。
この自浄作用によって、虫歯や歯周病、口臭などを予防しています。

消化を助ける作用
唾液には消化酵素が含まれており、デンプンを分解して消化を助けます。
食べ物を口の中で転がしたり、まとめたりする際にも、唾液が潤滑剤の役割を果たしています。

味覚を感じる作用
舌の表面には味蕾と呼ばれる味を感じるセンサーがあり、食べ物が唾液に溶けることで、この味蕾に味の成分が届きます。
唾液が少ないと食べ物が十分に溶けず、味を感じにくくなってしまいます。

歯を守る作用
唾液に含まれるカルシウムやリン酸は、虫歯菌の出す酸によって溶かされた歯の表面を修復する「再石灰化」を促します。
また、唾液が歯の表面を覆うことで、酸による攻撃から歯を守る保護膜の役割も果たしています。

粘膜を保護する作用
唾液は口腔内の粘膜を潤し、外部からの刺激や細菌から守っています。
この保護作用がないと、粘膜が傷つきやすくなります。

発音を助ける作用
唾液によって舌や口唇が滑らかに動くことで、明瞭な発音が可能になります。
口が乾いた状態では、舌が粘膜に貼り付いて動きにくくなり、話しづらくなってしまいます。

 

ドライマウスとは

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

ドライマウス(口腔乾燥症)は、何らかの原因によって唾液の分泌量が低下し、口の中が常に乾燥している状態です。
ガムを10分間噛んで出てきた唾液の量を測定するガムテストや、ガーゼを2分間噛んで出てきた唾液の量を測定するサクソンテストなどを用いて診断が行われます。
ドライマウスは特に中高年の女性に多く見られ、加齢とともに発症率が高まる傾向があります。

 

ドライマウスによって起こる問題

虫歯と歯周病のリスク増加
ドライマウスによるリスクの一つが、虫歯と歯周病のリスクが高まることです。
唾液の自浄作用や抗菌作用が低下することで、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。
また、唾液による再石灰化が行われないため、虫歯が進行しやすくなります。

味覚障害
唾液が少ないと、食べ物が十分に溶けず、舌の味蕾に味の成分が届きにくくなります。
その結果、食べ物の味を感じにくくなることがあります。
また、味覚障害は、食欲の低下や栄養バランスの乱れにつながることもあります。

口内炎や舌の痛み
唾液による粘膜の保護作用が失われると、口内炎ができやすくなったり、舌の表面がひび割れて痛みを感じたりするようになります。
舌の表面がざらざらして、ピリピリとした痛みを伴うこともあります。

嚥下困難と栄養不良
ドライマウスによって嚥下が困難になると、食事の量が減少し、栄養不良につながる可能性があります。
高齢者の場合は、誤嚥のリスクも高まります。

会話の困難
口が乾燥すると、舌が粘膜に貼り付いて動きにくくなり、滑舌が悪くなります。
発音がはっきりしなくなることで、コミュニケーションに支障をきたすこともあります。

口腔カンジダ症
唾液の抗菌作用が低下すると、カンジダという真菌が口腔内で増殖しやすくなります。
口腔カンジダ症になると、口の中に白いカビのような斑点ができたり、粘膜が赤く腫れて痛みを伴いたりします。

オーラルフレイルへの進行
ドライマウスを放置すると、口腔機能全体が低下する「オーラルフレイル」という状態に進行することがあります。
オーラルフレイルは、噛む力、飲み込む力、発音する力などが衰えた状態で、高齢者の要介護状態の前段階です。
栄養状態の悪化や筋力の低下を招き、全身の健康に影響を及ぼします。

 

ドライマウスの主な原因

加齢
年齢を重ねると、唾液腺が萎縮したり、唾液を作り出す細胞の数が減少したりすることで、唾液の分泌量が減っていきます。
また、歯の本数が少なく、噛む機能が低下することも唾液分泌の減少につながります。
女性の場合は、更年期のホルモンバランスの変化が唾液分泌に影響を与えることもあります。

 

薬の副作用
ドライマウスの原因として意外と多いのが、薬の副作用です。
抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、抗アレルギー薬、降圧薬、利尿薬など、多くの薬が唾液の分泌を抑制する副作用を持っています。
複数の薬を服用している場合は、その影響が重なってドライマウスのリスクがさらに高まります。

 

ストレスや緊張
精神的なストレスや緊張状態が続くと、自律神経のバランスが崩れて唾液の分泌が抑制されます。
慢性的なストレス状態では、この状態が常に続くことになります。

 

口呼吸の習慣
口呼吸をしている方は、口腔内の水分が空気によって奪われるため、ドライマウスになりやすい傾向があります。
アレルギー性鼻炎や鼻づまりで鼻呼吸ができない場合や、無意識のうちに口呼吸をする癖がついている場合があります。

 

ドライマウスの対策と治療

生活習慣の改善

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

日常生活でできる対策として、まずはこまめに水分補給を行うことが大切です。
少量ずつ頻繁に摂取するようにしましょう。
また、噛みごたえのある食材を意識的に取り入れ、よく噛んで食べることも重要です。

 

唾液腺マッサージ

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

唾液腺のマッサージも、ドライマウス対策につながります。
耳下腺は耳たぶの下あたり、顎下腺はあごの骨の内側、舌下腺はあごの先の内側にあり、これらのマッサージを食事の前に行うことで、唾液の分泌を促すことができます。
一日3回、各部位を5回から10回程度優しくマッサージするとよいでしょう。

 

口腔内の保湿

市販されている口腔保湿剤を使用することで、一時的に口腔内を潤すことができます。
また、部屋の湿度を保つことも大切です。
加湿器を使用したり、濡れたタオルを干したりして、室内の湿度を50%から60%程度に保ちましょう。

 

歯科医院での治療

船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスで、唾液が少ないとどんな問題が起こる?ドライマウスの影響と対策を解説

歯科医院では、人工唾液や保湿ジェルの使用指導など、口腔内の乾燥に対するケアを受けることができます。
また、ドライマウスの方は虫歯や歯周病のリスクが高いため、フッ素塗布やクリーニングを定期的に行うことが重要です。
少なくとも3か月に一度は歯科検診を受けるようにしましょう。

 

まとめ

唾液には、抗菌・洗浄作用、消化を助ける作用、味覚を感じる作用、歯を守る作用などがあります。
ドライマウスによって唾液の分泌が減少すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、口臭、味覚障害、嚥下困難、発話障害など、さまざまな問題が生じます。
こまめな水分補給、よく噛んで食べる習慣、唾液腺マッサージ、口腔保湿剤の使用など、日常生活でできる対策に加えて、原因疾患の治療や歯科医院での治療を組み合わせることで、症状の改善が期待できます。

 



ライフケアデンタルオフィス:https://life-care.dental/

〒132-0033 東京都江戸川区東小松川2-33-26
電話:03-5661-2525

交通アクセス

都営新宿線線船堀駅 バス5分
最寄りのバス停:東小松川2丁目

PAGE TOP