歯磨きをしているのに虫歯になる人の特徴は?原因や対策を解説

      2024/10/20

船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィス

こんにちは。船堀(東京都江戸川区)の歯医者、ライフケアデンタルオフィスです。

「歯磨きをしているのに虫歯ができる」
「同じような生活をしていても虫歯になる人とならない人がいるのはなぜ?」

虫歯になりやすいかどうかは生活習慣やお口の構造・環境によって変わります。
きちんと毎食後に歯磨きをしているのに虫歯ができやすいという方は、生活習慣や歯磨きの仕方に何か問題があるのかもしれません。
虫歯になりやすい人の特徴や、なりにくくするための方法を知ってお口の健康を守りましょう。

 

虫歯になりやすい人の特徴とは

虫歯になりやすい食生活をしている

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毎食後にしっかりと歯磨きをしているのに虫歯になりやすいという場合、虫歯になりやすい原因は食生活にある可能性があります。
例えば、キャラメルやガム、飴、ジュース、柑橘系のフルーツなどをよく食べているという場合には注意が必要です。
このような糖分が多いものや酸性のもの、歯にくっつきやすいものや口の中に長時間残るものは、虫歯をできやすくしてしまいます。

また、間食が多い方や、常にジュースや砂糖入りのコーヒー・紅茶などを飲んでいる方も、虫歯ができやすくなります。
これは、飲食をしている時間が長いことで、口の中が酸性に傾いている時間も長くなってしまうためです。
通常は食事をして一時的に酸性に傾いても、唾液の作用によりその後は中性に戻っていきますが、だらだらと食事を続けていると酸性の時間が長くなります。
そうなると歯からミネラルが溶けだす時間が長くなり、虫歯ができやすい口内環境になってしまいます。

 

唾液の量が少ない

唾液には、口の中の汚れを洗い流す作用や歯の再石灰化を促す作用があります。そのため、唾液の量が少ない方は虫歯になりやすくなります。唾液の量を自分で認識するのはなかなか難しいかもしれませんが、口呼吸をしている方やストレスが多い方、お酒を飲む頻度が高い方、タバコを吸っている方などは唾液の分泌量が少ない傾向にあります。

 

歯並びが悪い

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歯並びが悪いと、磨きにくい箇所や汚れがたまりやすい箇所ができてしまい、虫歯ができやすくなります。
可能であれば矯正治療をして歯並びを整えるのがいいですが、難しい場合には歯科検診で磨きにくい箇所の汚れを定期的にクリーニングしてもらいましょう。

 

詰め物やかぶせ物が多い

詰め物やかぶせ物が多い場合も、虫歯ができやすい傾向にあります。
天然歯との境目に汚れがたまりやすくなってしまうためです。詰め物やかぶせ物がある場合は、その部分は意識して丁寧に磨く必要があります。

 

歯ブラシしか使っていない

歯ブラシでは、お口の中の汚れの6割ほどしか取れないといわれています。
そのため、残った汚れが虫歯のリスクを生み出します。より多くの汚れを取るためには、歯間ブラシやデンタルフロスも使うことが大切です。

 

歯磨きの仕方が間違っている

歯の磨き方には人それぞれの癖があるため、どんなに頑張って磨いていても磨き残しがある可能性があります。
また、正しい歯磨きの仕方を身に着けていても、食事をとってから歯磨きをするまでの時間が長かったり、歯磨きの回数が足りていなかったりすれば、その間に虫歯菌が増えてしまいます。

 

虫歯をつくらないために気を付けること

だらだらと食べない・間食は控える

だらだらと食事を続けたり間食が多かったりすると、虫歯のリスクは高くなります。
虫歯を作らないためには、口の中に何も入れていない時間をしっかりと作ることが大切です。
また、当然ではありますが食べ物だけでなく飲み物にも注意が必要です。水や無糖のお茶以外の飲み物は、だらだらと飲み続けないようにしましょう。

 

歯ブラシに加え、歯間ブラシやデンタルフロスも使う

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歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを落とすことが難しいため、歯間ブラシやデンタルフロスも使いましょう。
歯ブラシだけでは6割ほどの汚れしか落とせませんが、歯間ブラシやデンタルフロスも使うことで9割ほどの汚れを落とせるようになるといわれています。

また、電動歯ブラシを試してみるのも一つの手です。電動歯ブラシは、細かい振動で効率的に歯垢を落とすことができるため、歯磨きをする時間が十分に取れない方や手指の運動機能が低下している方、歯並びが悪い方などに向いています。
ただし、力を入れすぎると歯や歯ぐきを痛める可能性があったり、磨けた気になってしまい磨き残しができやすかったりといったデメリットもあるため、ブラッシング指導を受けてから使用を開始するのがいいでしょう。

 

フッ素入りの歯磨き粉を使う

フッ素には、歯の再石灰化を促す作用や酸の発生を抑える作用があります。
定期的に使うことで、歯の強化や虫歯になりにくい口内環境づくりにつながります。

 

寝る前の歯磨きは特に丁寧に行う

寝ている間は唾液の分泌量が少なくなるため、お口の中に細菌が繁殖しやすい状態になります。
そのため、寝る前の歯磨きは特に丁寧に行いましょう。
また、虫歯の原因となる歯垢は24時間ほどで形成されるといわれており、その後数日間で歯垢は歯石になるといわれています。
歯石になると歯磨きでは取り除くことが難しくなるため、そのような点から見ても、少なくとも一日に一回は丁寧に歯を磨き、歯垢・歯石ができにくい口内環境を維持することが大切です。

 

よくかんで食事をする

よくかむことで唾液の分泌を促しましょう。唾液の量が増えれば、お口の中の汚れが洗い流されやすくなります。

 

水をこまめにとる

水をこまめにとると、口の中が酸性に傾いている時間を減らすことができます。
そのため、食事中や食後は意識的に水を飲むようにしましょう。

 

歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

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「歯ブラシでは約6割、歯間ブラシやデンタルフロスを加えることで約9割の汚れを落とせる」とご説明したように、セルフケアで口内の汚れをすべて落としきることは困難です。定期的に歯科医院でクリーニングを受け、セルフケアでは落としきれない汚れを取り除きましょう。
頻度としては、虫歯ができやすい人は1、2カ月に一度、そうでない人は3~6カ月に一度を目安にしてください。

また、歯磨きの癖がある場合にはブラッシング指導や染め出し液を用いたクリーニングを受けるのもおすすめです。
自分では気づけなかった癖に気づき、その後のセルフケアに生かすことができます。

 

まとめ

歯磨きをしているのに虫歯になるという場合、多くはセルフケアや食事の習慣に原因があります。
少しの改善で虫歯を作りにくくできますので、ぜひ試してみてください。

 



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