歯科医師はインプラントをしない?失敗を防ぐためのポイントを解説
2026/10/20
こんにちは、船堀の歯医者、ライフケアデンタルオフィスです。
「歯科医師はインプラントをしない」といったうわさを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
結論からいえば、歯科医師でも必要に応じてインプラント治療を選択することはあります。
では、それにもかかわらずなぜ「歯科医師はインプラントをしない」といわれることがあるのでしょうか。その理由や、失敗しないインプラント治療のために大切なことを解説します。
歯科医師がインプラントをしないといわれる理由
歯を失うリスクが少ない
歯科医師がインプラント治療を自ら受けないといわれる背景には、そもそも歯を失うリスクが少ないという点があります。
歯科医師は、歯の健康を保つための知識とスキルを持ち合わせており、それらを活かして自分の歯のケアに努めています。
それにより歯を健康に維持できる場合が多いため、インプラントの必要性そのものが少ないのです。歯を失わないためのメンテナンス方法を熟知しており、予防のためのケアに努めていることが、インプラントを選択しない、選択する必要がない理由となっています。
外科手術のリスクを考慮している
インプラントは外科手術を伴う治療であり、あごの骨に人工歯根を埋め込む際の感染リスクや、神経や血管を損傷するリスクがあります。
これらのリスクをできる限り避けたいと考える歯科医師の場合、インプラントではなく入れ歯やブリッジを選択することになります。
インプラン治療に対応していない歯科医院の理由
保険診療のみに対応している
インプラント治療は基本的に自由診療であり健康保険の適用外となるため、治療費が高額になります。
この高額な費用を患者さんが負担することを考慮し、保険診療の範囲内でできる治療方法を優先する歯科医院は少なくありません。
金銭的な理由だけでなく、患者さんの治療に対するストレスを軽減するために、このような方針をとる歯科医院も多くあります。
リスクを考慮している
外科手術のリスクを考慮してインプラント治療を行わない選択をしている歯科医院もあります。
例えば、神経や血管への影響が懸念される方や、あごの骨量が十分でない方、また、普段服用している薬との相性によって手術の難易度が高い方などの場合、インプラント手術のリスクは高くなります。
歯科医院によっては、このようなリスクとインプラント治療のメリットを総合的に判断して、インプラント治療に対応していない場合があります。
インプラント治療に対応できる設備がない
インプラント治療を行うためにはレントゲンや歯科用CT、3Dシミュレーションソフトなどが必要です。
しかし、すべての歯科医院がこれらの設備を整えているわけではありません。そのため、設備投資が行われていない歯科医院ではインプラント治療が行われないことがあります。
インプラント治療を控えたほうがいい人
骨量が少ない
インプラントはあごの骨に人工歯根を固定する治療のため、必要な骨量が不足していると安定性が保てません。
そのため、骨の厚みや高さ、量が足りない場合にはインプラント治療を断られるケースがあります。
このような場合には、先に骨を増やすための骨造成手術を行う必要があります。
持病がある
糖尿病などの慢性疾患を有する方は、手術時の感染リスクや治癒の遅れといったリスクのためにインプラント治療が受けられない場合があります。
ただし、持病があってもその状態が安定している場合には、治療が可能なケースもあります。
持病がある方は歯科医師および主治医と相談し、インプラント治療が行えるかどうかを確認するようにしましょう。
禁煙ができない
タバコをやめられない方は、基本的にインプラント治療を受けられません。
タバコに含まれるニコチンは、口腔内の免疫力の低下や血流の悪化を引き起こし、インプラントと骨の結合を妨げる原因となります。
また、喫煙は歯周病のリスクを高め、インプラントの寿命を短くします。手術のリスクを避け、治療後のインプラントの安定性を維持するためには禁煙が欠かせません。
セルフケアの習慣がない
インプラントは人工歯のため虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という病気になるリスクがあります。
インプラント周囲炎にはインプラント脱落のリスクがあり、予防するためには日々のケアが欠かせないため、セルフケアの習慣がない方の場合にはインプラント治療を受けられない可能性があります。
インプラント治療の失敗を避けるために大切なこと
納得のいく歯科医院選び
インプラント治療の失敗を避けるためには、歯科医院を慎重に選ぶ必要があります。
それは、一人ひとりの患者さんの健康状態や生活状況に応じた治療計画が必要だからです。
歯科医院選びの際には、デメリットやリスクもきちんと伝えてくれる歯科医院、また天然歯を可能な限り残す努力をしてくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。
治療の流れや治療費に関して、わかりやすく説明してくれるかどうかも重要です。
歯科医師とのコミュニケーション
失敗のない治療計画においてまず大切になるのは、歯科医師が患者さんの状態を詳細に把握することです。
そのために、持病、服薬状況、日々の習慣や不安な点などは遠慮なく伝えるようにしましょう。こういった点を歯科医師側がきちんと把握しておくことで、治療におけるリスクを避けやすくなります。
またそのために、きちんと話を聞いてくれる歯科医院を選ぶとよいでしょう。
禁煙をする
喫煙はインプラントの定着を阻害する要因の一つです。
禁煙を心がけることで、インプラントの定着率を高め、手術後の回復をスムーズに促すことができます。
セルフケアの習慣をつける
インプラントは、手術が成功してもその後のメンテナンスが不十分であれば長持ちしません。
日々の歯磨きやフロッシングなどのセルフケアを怠らず、定期的に歯科医院での診察を受けることで、インプラントを長く使っていきましょう。
まとめ
「歯科医師はインプラントをしない」という言葉を聞くと、インプラントはリスクの高い治療法なのかと考えてしまうかと思います。
しかし、歯科医師がインプラント治療を受けないのはそもそも歯を失うリスクが低いからであり、禁煙をはじめとした生活習慣の見直しや丁寧なセルフケアを心がけていれば、インプラント治療によるリスクを避けることができます。
インプラントを長持ちさせるためにも、口内環境を良好に保つためにも、歯科医師とよくコミュニケーションをとり、納得のいくインプラント治療になるようにしましょう。
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