【情熱対談】歯科医療の現場で起こっていること

【情熱対談】歯科医療の現場で起こっていること

日本の歯科医療を変えたいという想いのもと、Life Care Dental Ofiice と、他の歯科医院と対話を行っていく対談企画の第1弾です。

今回は、虎ノ門グローバルスクエア歯科の林院長、丘副院長をお招きして、開業に至った想いや、お互いが歯科医療に対してどう向き合っているかについて、お話していきたいと思います。

■ Life Care Dental Office
院長 中山 俊太郎(S) / 歯科医師 中山 和嘉子(W)

■ 東京虎ノ門 グローバルスクエア歯科
院長 林 洋介(H) / 副院長 小児歯科専門医 丘 久恵(O)

Life Care Dental Office〜「ヘルスケア=ゼロ」を目指して〜

S: 僕らの医院は、開業して3年が経ちました。その間、患者さんの層もだいぶ変わってきました。最初は、とりあえず仮歯をつけてくれ、とりあえずなんとかしてくれ、といった応急手当ての患者さんが多くいらっしゃいました。ところが、今はそれが全くありません。他院からの紹介患者さんや、きちんと口腔の健康に向かい合ってお口の環境を良くしようとする患者さんがほとんどですね。

日本の歯科医療を変える、と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、要は、当院に来たかたには「口の中のことで困ることがない人」になって欲しいんです。歯科医療の究極の目的は「ヘルスケア=ゼロ」なんです。つまり、日常の生活で、お口の中について健康を意識しないで、心配せずに生活できるような環境を提供するのが究極の目的です。

O: 「病気ゼロ」ということですか。

S: わかりやすいですね、「病気ゼロ」のほうが。当院は開業して3年経ちますが、こちらに来てから新しいむし歯をつくった人はゼロなんです。

  1. 虫歯ゼロ
  2. 歯周病ゼロ
  3. 歯科疾患ゼロ

そんな歯科医院を目指しています。次は5年、そしてその次は10年と、継続していく決意です。

開業〜「原因」を徹底的に取り除きたいという決意〜

H: 中山先生の強い意志、素晴らしいですね。いま、ヘルスケアゼロの話から始まったわけですが、それはLife Care Dental Officeとして開業しなければ達成できないものなのでしょうか?

S: そうだと思っています。

歯医者はもちろん医療を提供する仕事ですが、ビジネスの側面ももちろんありますよね。ですから、正直な話を申し上げると売り上げがないと成り立たないわけです。意志半ばで潰れてしまっては本末転倒です。

O: 慈善事業ではないっていうことですよね。

S: はい。つまり、開業していると、やはりどうしても売り上げを意識しないといけないんです。保険では、ほぼ予防に関する項目がないんですよね。でも、一方で、予防が習慣化して、効果をある程度実感できるようになるまでにも時間がかかります。つまり、普通に予防をやると売り上げに繋がらない。ですから、保険だけで患者さんのための予防をしようとすると、難しいことが多いのです。


私が必要だと考えていることは、病気の「原因」を徹底的に取り除くことです。そこに責任と使命感を持っています。なぜなら、原因を取り除かない限り、また新たに病気をつくってしまうじゃないですか。それでは歯科医療の意味がありません。「病気の原因であるプラークを徹底的に除去するシステムそれを実践したい」。これは一般的な開業医では、難しいことなんです。

虎ノ門グローバルスクエア歯科〜情熱は患者さんに伝わると信じて〜

H: 私は、虎ノ門グローバルスクエア歯科を開業しまして、8月で2年が経ちます。銀座線虎ノ門駅の、駅直結のオフィスビルにあります。コロナ禍でのスタートでしたが、今は少しずつ活気が戻ってきたところですね。専門性を掲げて、周りの企業のオフィスワーカーの人をターゲットにして開業しました。

診療理念については、Life Care Dental Officeと通じるところがあります。プラークコントロールが不十分な患者さんにどんな治療をしても、まるで意味がないのです。ですから、歯科衛生士にはプラークコントロールの重要性を患者さんに伝えるよう徹底させています。私自身もプラークコントロールを行うことがありますが、患者さんには、フロスの使い方も、自分がその場で実践しながら「こうですよ。ここを引っ張ってやるんですよ。」と指導します。

W: そこまでしてくれると、「あなたのことを治したい」と、自分のことを思ってやってくれている気持ちが、患者さんにも伝わりますよね。「私のことを考えてくれてるんだ、思ってくれてるんだ。」と、その熱意は患者さんの心を動かすきっかけになりますね。

H: そう信じて、僕も信念を持って取り組んでいます。具体的には、患者さんがセルフケアをできる口腔内環境をつくるというコンセプトを持っています。抜歯や不良補綴(ほてつ)の処置(不適切な詰め物の処置など)については、基本治療をやりつつ、歯科衛生士とともに患者さんにセルフケアのテクニックをつけていってもらいます。そして、セルフケアをしっかりできる状態で治療を終わらせるという診療理念を、開業当時から掲げています。患者さん向けには「セルフケアしやすいお口の中にする」とホームページに書いています。

W: そのあたりは当院と通じるものがありますね。

H: そうですね。プラークコントロールは、経営的にはマイナスですが、当院は時間をとって行っています。

どんな患者さんが増えているか

S: 本当に大切な情報は、患者さんはあまり掴めていない気がします。例えば、高い電動歯ブラシを使っていればいいだとか、いいペーストや洗口液を持っているから大丈夫だとか、そういった「物」に飛びついてしまうんですよね。

O: 根本的に大事な情報は、確かにそれほど患者さんには届きませんね。

S: 例えば、プラークコントロールがいかに大事かといった真実は、なかなか届かない。「物」の話は分かりやすいし、それっぽく話されるとそれが真実だと思い込みやすい。なかなか、ちゃんとその情報の根拠まで追う人は稀ですから。

W: はい。この記事を読んでくれる方々は健康への意識が高い方が多いかもしれません。しかし、住宅地の中で地域医療をしながら思うのは、そういう予防への意識が強い患者さんが増えた、という実感はあまりないです。目の前の「詰め物がとれた」「歯が痛い、しみる」といった悩みを解決したい方が、依然多いのは事実です。

問い合わせするときのポイント〜患者さん自身も積極的に質問を〜

S: お問い合わせする前に、大抵の患者さんはホームページを見ると思います。そこでどれだけセルフケアを大事にしているか、というところを見てください。技術や設備も大事ですが、「予防」をちゃんと徹底しているか、です。多くの歯科医院では、メンテナンスを大事にしています、などと書いてありますが、その後の歯の健康を考えたケアをちゃんとしてるのかも重要です。。

H: 確かに、技術をアピールしているホームページはよく見かけますね。ただ、本当に大切なことは、技術以外の歯に対する想いや、健康への向き合いについてしっかりと書いてること。

S: 口コミもある程度信頼できますが、まずは行ってみないとわからないことが多いでしょうね。行ったときに、ちゃんと本当のことを教えてくれるかどうかです。そして、患者さんはただ話を受け入れるだけじゃなくて、ちょっとでも分からないことがあったらら質問することが大事です。

次回は、歯周病について深堀していきたいと思います。

■東京虎ノ門グローバルスクエア歯科

虎ノ門駅直結ビルの2階のオフィス街にあり、アクセス良好なクリニックです。

歯周病認定医をはじめ、全国の歯科医の約1%しかいない小児歯科専門医も在籍し、予知性の高い歯科治療および、インプラント治療など、包括的歯科診療を患者さま一人一人にご提供致します。

特に健康な口腔内を持続するための環境づくりに力を入れ、治療計画に基づいた「着実で丁寧な治療」を心がけております。

また、お口の中に問題がある場合は「適切かつ精密な歯科治療」を行うことで健康な口腔内を取り戻し、それを持続するための環境づくりのお手伝いをさせて頂きます。

東京虎ノ門グローバルスクエア歯科 ウェブサイト